初めに申しあげておきますが私は猫好きです。
しかし昨日のテレビでの猫騒ぎにはあきれましたわ。
なんなんだ、このお祭り騒ぎはっ!
日本人よ、しっかりしてくれ!
(そう思いつつちょっとは見ていたが)
さてだいぶ前ですが、我が家の庭に現れる
ブルーの眼をしていて蒼と名付けた猫がおりました。
え~っと最後にこのブログに書いたのはいつだったろう・・・
あの頃、少しは私たちに慣れて、私になでられたりしていた。
しかしその後顔や背中に湿疹ができ痒さがとまらず
自身で掻いたり、噛んだりして血だらけになっていた。
そんなだから痩せていってしまい、私たちは
「そうやって弱って死んでいくかも・・・」と心配した。
そうこう思っていたら本当に河岸を変えた。
それが我が家からほんの20メートルくらい先のマンションに。
マンションのベランダで寝ているのが見えたのだ。
どうやら行動範囲はそこを中心としたようだった。
お隣K先生が所有する畑がそちらのほうにあるのだが
夫が耕しに行ったときに蒼が近くを歩いていて驚いたと。
そのくらい目と鼻の先にテリトリーを変え
ほとんど我が家には近寄らなくなった。
そう、ほとんど近寄らなかったがたま~に顔を見せた。
なんと、湿疹は良くなっており、からだもちょっと太っていた。
私たちは「うちの猫飯がからだにあわなかったのか」
と感じてちょっとショックだったが元気そうで安心した。
マンションの近くにいる蒼を見かけると私は
「あおい~っ」と声をかけるのだが反応はない。
そうよね、そんな名前が付けられていること知らないし。
そしてある日の午後、いつもの私からの呼びかけに
まるで逃げるように、テリトリーとはまた別の方向に
走り去る蒼を見たのを最後にぱたりと見かけなくなった。
それが5か月くらい前のことだったと思う。
(9月末の子猫事件の前だったと思うから)
私たちはそれでも頻繁に蒼のことを話題にしていた。
今年の冬は寒いから、蒼もほかのノラもどうしているだろう
とか、山で野ネズミとか捕れているのかなとか。
なんと今日、蒼、庭にひょっこり現れた。
さらに肥えていた。太っていた。
きれいになっていた・・・
私たちはなんとなく安心した。
生きていたんだ、太ったから幸せなんだ。
私たちが与えてあげられなかった幸せを
蒼はよそで見つけたんだね。
猫の日は昨日だったよ、蒼。知っていた?
さっきイワシ買ってきたから
夜にでも庭を通っておくれだね。