地震、雷、火事、おやじ。
昨日のスペインギター音楽コンクールは無事終了。
無事? はい、我々は無事です。
地震と建物の中のどこかでのボヤ騒ぎというハプニング。
午前中に火災報知器が鳴った。
幸い第2次予選の前半が終了し休憩時間が始まった直後
キュウィ~ン、キュウィ~ンとけたたましいサイレンが鳴った。
これが演奏中だったらと思うとぞっとする。
すぐに「誤報です、お騒がせしました」となるかと思っていたが
しばらくすると「火事です、火事です」となり
会場にいられなくなり1階まで降り外へ避難。
結局30分遅れで後半の演奏を開始することができた。
そして次は地震だ、勘弁してくださいっ!!であった。
私は昨年、会場で突然痔になったので
コンクール準備の忙しさと
痔の不安でいっぱいの数日だった。
いくら元気で早起きの私でも疲れもあってか
今朝はいつものルーティーンにはならなかった。
毎朝、新聞を取りに行き、ざっと目を通すのだが
今朝はそれができなかった。
夕方、夫が「たまさん、亡くなったね」と言う。
「たまさん?」「朝刊に載っていた」
今の私には「たまさん」は朝ドラの主人公しか浮かばず
しばらく時間を要したが「あっ、青木玉さん」
う~んと以前のブログにも書いたが
私の大好きなエッセイ「小石川の家」の青木玉さんだ。
20数年前、父親ほどの年齢の生徒さんからいただいた本だ。
恥ずかしながら青木玉さんそのものを知らなかった。
「この本、差し上げます。」(文庫でなくハード本)
「えっ、よろしいのですか?」
「古本屋で手に入れているのでかまいません。
こんな素晴らしい本が100円なんかで売られているのは
大変悲しいと思っているのですが、売られていると買います。
ですから先生に差し上げます」
祖父である幸田露伴、母である幸田文との
ことに露伴晩年の小石川での三人の暮らしぶりが書かれてあり
時に笑い、時に背筋がピシャ~となる名著なのだ。
以前私からこの本を借りた友人は
なんとなくソファでごろっとしながら読み始めたが
そんな姿勢で読んではいけないと思って座り直したと言っていたな。
これをくださった生徒さん、きっと私のこと
しつけもなにもなってない私を見かねたんだろうなぁ
これでもお読みなさい!!というお気持ちだったのでしょう。
私がそうぼやいたら、ぃやなヤツである夫は
「そうだと思うよ」とのたもうた。
そうだとは思いますけれど、そうだろうけれどさ、
なんだかさ、こういうのって私もぃやな女なので
いつまでも根に持って覚えているのです。

