2019/02/19

新書大賞の18位!! 微妙? いえ、ご立派です

今本屋さんで売っている「中央公論」に
昨年の新書大賞というの、発表されてます。

それに私が昨年ご紹介しました兄の本が
なんと18位に入っているというので再びご紹介。
新書が年間何冊発行されているのか定かではないのですがね。
一か月に150冊くらいかとも言われているので
そうなるとすごく高い評価かなと思いました。

昨年の私のブログを以下に:

兄妹でもまぁこんなにも違うのかと感じることは多い。
私もそのひとりなのだが、そのまったく似たところがなく
(似てなくていい)理解不能な部分の多い兄の新刊本
それが2冊目としてご紹介したい本です。

『なぜヒトは学ぶのか』(講談社現代新書)
本の内容はお読みいただくとして
妹として書くのですけれど初めて(?)兄のパッションを感じた本だった。
「はじめに」と「序章」を読んで震えるほど感動し
なかなかすごい本、良いコト書いてるなぁと
思わず兄にメールをしました。
(あなたにはじめてほめられたと返信ありそれは心外)

専門的な内容はともかく
内容のごくごく簡単な話は折に触れ兄から聞かされていた。
教育するのは人間だけなのだとか。
カメルーンでの話とか。
兄は頭の中でこんなことずっと考えて生きてきたのかぁ。
しかしいくら平易に書いたとはいえ、私にはかなり難しかった。
妹としての一番簡単な印象はというと・・・。

大昔(かれこれ25年以上前)兄がどのような研究をしているかを
説明してくれたのだが、私はこんなことをポロリと言った。
「兄貴のやってることって、神様がいるかいないかみたいに
 本当は結局わからないことじゃない。 
 神様がいると思っている人が、
『これが神がいる証』って言ってるのと同じ」
逆鱗に触れたのは言うまでもなく。

結果何年たっても私は兄がなにをやっているのかわかっていない。
それがこの本でほんの少し理解できたかなという程度。
でも先にも書いた通り、少なくともはじめにと序章で
えっらく感動したのは事実です。

兄がこの本の仕上げに必死であった夏。
私は家のエアコンが壊れていて睡眠がきちんととれてなかった。
通っているジムのラウンジで偶然兄に会った。
原稿やらデザインされたカバーを見せてくれ(ような気がする)
文字通り熱く語る兄を横に、睡魔が抑えきれない私は
「すみません、たぶん話してらっしゃる間に
 私は寝てしまうかもしれません」
「寝るんじゃないっ!」
そんなやり取りがあった気がする。
(とにかく眠くて仕方がなかった)

この本と先日書いた楽譜に目を通したのが同じ時期。
今年作り手の思いが伝わった出版物でした

2019/02/10

お雛様の季節となりました

2月は短いのであっという間に日が経ってしまうので
あわててお雛様出しました。
二組もっていまして私のはこちら
Facebookの友人の投稿で見たことありますが、
我々の世代のお雛様ってこのおかっぱ頭。
子どもの生徒から「ここのお雛様は、女ふたりなの?」
と言われたことがあります。
お顔が大変にかわいらしい。

私のお宝はもうひとつの奈良の木彫りのお雛様
手のひらサイズでございましてお雛様はこのサイズ
お囃子の横笛の方もこのサイズ
これらはたぶん母方の祖母のものと思われます。
これらは段々や背景の絵が描かれてる板とともに
今段々の下に土台となって置かれている木箱にすべて収まる。
毎年ひとつひとつ包みから出すのが楽しみ。
いろいろ面倒くさがり屋の私なのですが
こういうことはちっとも面倒に思わないほうです。
一年に一度のことですからねぇ。

2019/02/03

作れるもの、買えるもの

生徒さんおふたり、その方たちはこの時期
いつもすばらしい手編みのセーターを着ていらっしゃる。
お一方は男性で、愛妻がいつもお作りになる大作。
私は毎週いつも楽しみにしていて
今度は写真撮らせていただこうかとさえ思っているくらいだ。
(ご本人、まったく記録を残すことは考えたこともないらしく)
もうお一方は女性で、こちらはご自身で編まれたものだ。
そのご婦人はでもここ数年編んでいないとおっしゃった。
つまりは過去にたくさん編んで、それを着ていらしたということ。
「眼科の先生に注意されてからあまり編まないの」
そのつぎにおっしゃったことが
「その先生に『買えるものは買いなさい』って言われたの」

私は作れるものは作りたいタイプの人間なので
この話はかなり新鮮、というかなんとなく軽く叩かれた感じがした。
編み物も嫌いではなく、時間があればやりたいもののひとつ。
裁縫もできやしないのに今年買いたいものリストに
ミシンを入れているくらいやる気満々だ。
食べるものは、過去にもブログでいろいろ書いているけれど
味噌とか納豆とか梅干し、
かす漬けとかにしんの切込み(まだ今年つくっていない)
先日は夏みかんピールなんかも作った。
とにかく時間が許せばいろいろ作ってみたいといつも思っている。
技術が一番伴っていないのにも関わらず。

『作れるものは作る』という感覚でずっといたから
その方、目がボショボショして眼科行ったら疲れ目だったらしく
そのように先生に酷使しないよう言われたわけだけれど
『買えるものは買いなさい』という話
そういう発想もどこかで持てるようにしておかないとと
教えてもらったような気がした。