2022/07/30

久しぶりの粉末ソース

ジャンクフードとわかっている。
それでも、いやそれだからこそ強く誘惑され手が伸びる。
そのひとつがカップ麺の類。
昨今のカップ麺のいわゆるラーメン系は非常によくできていて
たまに食べては「すごいなぁ」と感心している。
ただゴミが多いのが私は苦手。
そこへいくとカップヌードルとかカップスターの類の
ただお湯を注ぐというのは私にピッタリだ。
この2種類は私が10代のころからあったものだ。
これらを私はラーメンと一味も二味も違う
「独自のヌードル」とカテゴライズしている(どうでもいい)

これらのヌードルが発売されてしばらくすると
カップ焼きそばなるものもこの世に登場した。
お湯でふやかして、その湯をきってソースを混ぜて食べる。
『一度も焼かないのに焼きそばとはこれ如何に!』
子どものくせにそんな理屈っぽいことを言っていた。
覚えておられる人もいるかもしれないが
発売当初ソース焼きそばのソースは粉末でした。
それがいつのころからか液体ソースになりやがって。
さらに焼きそば感のないものとなってしまった。

さて今週こんなのが発売されていて思わず買ってしまった。
日本中のハッピーターン好きにはたまらない。
さすがハッピーターン、なんとソースは粉だった、粉!!
おもわず「ウォ~ッ!!」とソース袋切ったとき叫んでしまった。
さすがハッピーターン、他の焼きそばのように青のりみたいなのなし
天カスがついてはいたが、見よ、この炭水化物のみの色!!

私はかなりな味覚音痴なので
何も明かされずにこれを食べさせられ
なんの味かと問われても
ハッピーターン味とはわからないと思うけれど
この暑い夏に気持ち良い塩味、おいしかったですわ。

ソースは粉、絶対粉末にしておくれ、カップ焼きそばよ。
家でつくる3食焼きそばについてくるソースは粉なのだから
できそうな気がするのですけれど。

2022/07/27

ひとり温泉いきました 31

連日暑いです、しんどいですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
6月のことでしたが、夫と下田へ一泊行きました。
私たちの旅行、その多くはだいたい現地集合です。
今回も私は早めに出てひとり立ち寄り湯。
伊東駅そばの梅屋旅館のお風呂行きました。
ちょっと熱い、いやかなり熱い。
かけ流しだから、加水しすぎてはぬるくなる。
私のあとにもし、立ち寄りの人が来て
ぬるいということになってはいけない!
そんなことを考えつつ水を入れる・・・
いやぁ、久しぶりに気持ちのいい熱いお湯でした。
出て帰ろうとしたら、女将さんが冷たいお水を出してくださる。
そしていろいろ雑談し、このアットホーム感、非常に良い。
そろそろお暇しようとしたところへお客さんがいらした。
よかったぁ、あんまり加水しなくて。
あっつあつのお風呂どうぞ。
今度は宿泊しようと思った次第です。
素泊まりでも5000円いかないという安さ。
伊東はおいしいお店もたくさんありますしね。
で、昼前に夫と待ち合わせ、
伊東で評判の「まとい」でうなぎを食す。

こちらがすこぶるおいしかった。コスパも最高!
一口食べて「もう一人前食べて帰ろう」と思う。

私は鰻を食べるといつもこう思ってしまうのだ。
もちろん一(ひと)お重食べつくしたあとはお腹いっぱいで
そんなことはとてもできやしないのに
鰻屋さんで一口二口目くらいで必ずそう思う。
ラーメン屋でラーメン食べて、
もう1ッ杯食べようなどと思わないでしょ?
でも鰻はいつもそう思ってしまう私。

今回の下田行きは伊東でレンタカー借りました。
途中の温泉舟戸の番屋寄りました。
こちらなかなか絶景、気持ち良い。
こちらは車でないとちょっと行きにくいのです。
そのために車レンタルしたようなもの。
4~5年前にも行っておりますが宿泊は休暇村でした。
静岡県民割を静岡県内のコンビニで購入して安く泊まれたぁ。
こちらお食事もおいしくたらふくいただき、
一夜で体重はドッと増えてしまったのでした。
メンテするのに2週間くらいかかってしまった・・・。
鰻は月1回食べることにしたいと思う。

2022/07/02

『峠』 香川京子が良かったのでした。

 計画通り映画を観てきました。
1年半公開が先延ばしにされた原作司馬遼太郎の『峠』
司馬遼太郎はなんだかんだ思いながらも
(読むの大変、上から目線の文章etc.etc・・・)
女性にしては(私のこと)読んでいるほうかも。
というのも女性友だちと司馬の話は続かないのだ。
そのくらい読んでいる人に出会ったことがない。
この『峠』を私は2回読んでいる。
司馬が私に植え付けた河井継之助という人は
とにかく気の毒な人なのである。
財政の建て直しをし、時代を読み、民のこと考えた人だった。
歴史的にそういう人は多数いるだろうけれど
彼は生きた時代がもう少し違っていたらと思わずにいられない。
アホな新政府側の若造が相手で嘆願書も受け取ってもらえなかった。

2018年長岡の『河井継之助記念館』へ行った。
入館料を払ってすぐの壁に新聞記事が貼ってあった。
映画化の記事であった。
なんと最近発表になったということで公開は2020年とある。
その日以来待ちに待ちましたよ、上映を。

あの長編作品のきっと最後の三分の一のあらすじが画像化
その印象はぬぐえなかった。
私は河井継之助のことを『峠』を読むまで知らなかったから
この映画で河井に興味持てたら是非本を
いうのが鑑賞直後に思ったことだった。
正直違う題名で公開してほしかった、と思うくらい
私が司馬の本から受け取った河井の偉大さは感じられず、
あんな風に死んでいった無念さも感じられなかった。
更には『こんなに本に登場してたかぁ?』と思うくらい
細君や両親が映画には登場するのだが
きらりと光っていたのは、母を演じた香川京子であった。
この人、大好きである、うん。
『東京物語』の心優しい娘時代から黒澤作品の彼女も良かった。
だいぶ以前に日経の「私の履歴書」も書かれていて
1ヶ月通して、謙虚ですてきな女性だと感じた。
(芸能人の履歴書で良い印象だった人はあまりいないから)
お年を召されてたまに見るときちんとおばあさんになっていた。
それがまたとっても良いのである。
しわを伸ばしたりとか、若作りなどなさらず
どこかでお見掛けする品のいいおばあさんである。
日本映画の黄金期をご存じの最後の女優さんのひとりである。