久しぶりに風邪をひいた。
日曜日 日本スペインギター協会の音楽コンクールだった。
(その結果は日本スペインギター協会のfacebookなどでご確認ください)
コロナ禍で多くのコンサートやコンクールが中止の中
無観客によるホールでの最終6名による本選を行った。
集まったスタッフは最小限に絞られた。
2か月ほど前にコンクールのチラシを発送するために
本当に数か月ぶりに会長及び数名の理事の先生方にお会いした。
その日いつもいらっしゃる理事の先生のお一方が
『濃厚接触者の濃厚接触者』(だったかと記憶)となり
外出することができず欠席。
その先生がコンクールまで要注意と
おっしゃっていらしたと伺った。
私はまったくぼんやりした腑抜け人間だったので
ここでこのような注意を聞かされていなかったら
夏以降にゆるんだ世間の雰囲気に促され
あっちへふらふら、こっちへふらふら行動しそうであった。
無事コンクールのお手伝いも終えてほっとしたのか
帰宅した直後からなんだか喉が痛い。
というわけで今週は喉から鼻という具合に風邪ひき状態。
家にいる間はほぼ安静にしている。
熱は幸い高くならず7度3分くらいまでといったところ。
で、とにかくふらふら行きたかったところの一つが
国立博物館でやっている『桃山天下人の100年』
本来美術館とかは文字通りふらふらと行きたいのだが
このご時世でご存じのように事前予約が必要。
コンクール終えたら即行くぞと予約してあったのだ。
入り口での検温がドキドキだったが「6度5分です」
ほっとしましたわ。
前期・後期と展覧物が代わってしまうもののうち
私がどうしても見たいものが前期(11月1日まで)の
『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』(俵屋宗達絵・本阿弥光悦筆)
琳派に興味を持たせてくれた作品だ。
残念ながらこの長い巻物の一部しか見られない展示方法だった。
私が16年前にこれにひきつけられたときは
14メートルすべてが広げられ見ることができた。
まるでアニメーションを見ているみたいであった。
まったく事前知識がなくこれに出会ってしまった私は
以来『琳派』と名がつく催しがあればあっちへふらふら
こっちへふらふらと見に出かけるようになった。
今回ほんの1~2メートルしか見られず
と~ってもがっかりしたが、
信長・秀吉・家康像(教科書でみるあれ)がすべて見られたし
フランシスコザビエルの絵(これも教科書で見るあれ)とか
数多く展示されていた鎧兜
正式には具足っていうのかしらん?
面白かったですわ。
定員制すっごく良い!
とにかく密にならないので見やすい!
音楽会もお隣にも前にもお客様がいなくてよい!
今までより500~1000円高くなっても
この方法が良いと思います。