2022/06/28

記録的不作だったメスレ

今年のメスレは信じられないくらいの不作でした。
花はいつものようにたくさん咲いていたのに。
梅も不作だったけれどメスレもなんてどうしてだろう。
ざっと計算してみたのだけれどたぶん昨年の二十分の一くらいか。
毎年熟れすぎたもの、傷ついたものなどを煮ています。
今年は一度、しかも小さな鍋で一度だけ煮てジュースを作った。
できたジュースは500mlのペットボトル1本だけ。
昨年は1.5ℓを6本分くらいは作ったから・・・。

そのうえハクビシンにも食べられた。
このあいだはそいつに会ってしまったよ。
出稽古の帰宅が20時半ころだった日曜日。
マチ子からギターや荷物をだしてメスレの木の下近くに置いた。
ほんの数秒そこにいたのだけれど頭上から
まるでお行儀悪くチューインガムを噛んでいるみたいな
クチャクチャという音が聞こえてきた。
『!!!』
すぐに家に入り、夫にも
「今来てる! ぜったい来てる! 懐中電灯!」

じ~っとこちらを見てから悠然と木から降り、
ゆ~ったりと庭をあるいて敷地から出て行った。
懐中電灯に照らされた顔には
「るっせ~なぁ、ばばァ。木から降りりゃいいんだろぅ?」
というかんじ・・・まったく慌てふためくことなく。
その数日前の朝、たくさんの食べかすが地面にあったので
これは1匹ではないだろう、きっと一家で来てると思っていたが
日曜日はおひとりさまだった。
こいつが一人でたべちゃっていたのだろうか・・。
まぁともかくこんな年もあったと記録しておきます。

2022/06/25

何もしなくていい

数日前、少し酔いがまわっていた夫から
「楽しそうじゃないね。なんかただ生きてるってだけで。
 海外旅行とかして来たら? 温泉まわるとか」
と言われた。 
彼がどう思ってそんなことを言ったかは置いておいて
その日からちょっと考えてしまったよ。
私はこの先の人生どうしたいのだろうって。
とりあえず今なにを望んでいるのだろうって。
と、考えようかと考えた。
そう、考えようと考えたのだが・・・・。

なんか考えることそのものが面倒であった。
行きたいところ、ほしいもの、食べたいもの・・。
何か新しくやりたいこと・・などなど
すぐに頭によぎるものなし。

それどころか最近は午後になると急速にだるくなり
もしかしたら夏バテがもう来たかとさえ思うほど
疲労感、倦怠感がいつになく押し寄せる。

というようなことを数日前に整体の先生に言うと
「決しておからだの感じは悪くないですよ。
 でもまだまだ疲れが抜けきってはいないから
 休みなさいということです。
 こういう時に何か決めて動き始めることはないです。
 かえってその決断によって思わぬ方向へいってしまう
 そういうこともあるから何もしなくていいでしょう」

帰り道、そういえば以前も先生に似たことを言われたと思い出す。
ブログにも書いていて、それを今読むと・・・。
なんだか腰に弾力がなかったらしく
でもこんなことはきっとよくあることだと思うが
その日私は先生に、最近いろいろ小さなミスが重なって
挙句はAmazonの注文も間違えた、と話したらしい。
すると「このような腰のときは決断しない方が良い」
Amazon注文くらいならあ~ぁ程度で済むが
人生の大きな決断はこういう時はしない方が良いと。

というわけで今回は先生に言っていただいた
「何もしないで休むことです。
 このからだならその後きちんと動けますから」
という仰せにしっかり従うことにし
自分にひたすらあま~くグデグデしたいと思う。

来週は映画でも見に行こう。

2022/06/13

砂時計

前回の子どもの言ったことを受けて。
先日のレッスンでの、生徒さんのやったこと。
小学3年生男の子、座学をしていた。
音符を読む学習はギターを弾きながらはもちろんだが、
時々座学をする。 この日は音の高さと長さの学習。
「じゃぁ今やったところ、ちょっと時間あげるから
 もう一度やるから歌えるようにしておいて」
とどのくらい時間あげようかなと思った目線の先に砂時計
「この砂が全部落ちるまで。落ちたころにもう一度」
この3分間、私は彼のお姉ちゃんのレッスンをしていた。
お姉ちゃん越に彼のやっていることが見えるのだが・・・。

確かにはじめは楽譜に目線をもっていっていました。
でもすぐに目の前の砂時計に視線がいくと
ず~っと落ちていく様子を見ているではないか。
あぁ、当然と言えば当然だ。
やられたぁ、笑ってしまった。
音符なんか見ているより砂時計の方が楽しい・・・
タイムアップ、どう? できそう?
と一応聞いてみたけれど、できてるわけないじゃん😆

2022/06/12

子どもの言ったこと

電車の中でいつものように座って本を読んでいた。
扉が開き、3歳くらいの女の子と母親が乗ってきた。
ののかちゃん(昨年だったか迷子の子猫ちゃん歌って話題になった)
のように髪の毛を耳の上の方に二つお団子に。
彼女は乗ってきたとたんにビャ~と泣き出した。
私は座っていたので彼女の顔の高さと
私の顔の高さがかなり近かった。
彼女は座りたかったのである。
泣きながら「座れない」とポソリ言ったのが聞こえた。
母親は「どうしたの、何を泣いているの」
まぁ母親は察しはついているので「すぐ下りるわよ」
とにかく大声で泣き続けている。
あっ、もちろん私は立って席なんて譲りません。
数秒おきに母親は「なんで泣いてるの」
「次の駅でおりるわよ」と繰り返していた。
するとこのかわいいお嬢ちゃんなんて言ったと思います?
「そんなにがやがや言わないのっ!」
これもたぶん私にしか聞き取れなかったろうなぁ。
笑ってしまうなぁ。
いつもお母さんにこう言われているのだねぇ。

別の話 10日ほど前のtwitterで流れてきたもの
庭のあじさいがきれいに咲いたから娘さんに
「学校へ持っていく?」と聞いたら
「なにそれ、お母さん、自慢したいの?」と言われたという。
これだけでも衝撃的なtweetだがまだ続きがあって
『昔そういうシステムってありませんでしたっけ?』
これってシステムか?ともうひとつ驚く。

お花を持っていきたくてもマンション暮らしで
庭がないから持っていかれない子もいるだろう。
私が小学生の時代、家から花を持ってきて
教室を飾るという行為は普通に存在していた。
システムでもなんでもなく自主的な行為だった。
私はなかなか持っていかれなかったから
持っていくことにあこがれみたいなものを抱いていた。
この行為を『自慢』云々と考えたことは
もちろん一度たりともない。
発言したこの現代っ子さんはおいくつくらいなのか。
このような発想になるよう、
どこでどのように育ってきたのだろう。

子どもの発する何気ない一言でした。

2022/06/06

梅仕事 タケノコも

家事労働というのは予定をたててこなせるものと
突然やらねばならないというものがありますな。
先週がまさにその両方で疲れましたな。

エアコン試運転に始まりました・・・
我が家のエアコンは夏期の冷房にしか使わない。
冬場の暖はもっぱら石油ストーブなのでエアコンは使わない。
この日は試運転せねばと動かす前に
フィルターなど内部チェックをしようと椅子にのってガタガタ。
このように久しぶりに高いところに乗ったので
ついでだからと、そう、このついでだからが
いつも自分で自分の首を絞めているのだ!!
ついでだからエアコンまわりの壁を拭き始める。
拭き始めたらエアコンまわりだけでは済まされない。
ず~っとず~っと拭くはめになるのだ。
これが突然やらなければならなくなった家事仕事。

別の日、予定にいれていた安藤の実家の梅収穫。
えぇ、収穫だけなら大変とはいえそんなに苦ではない。
兄夫婦はま~ったく庭に関心をもっておらず
草むしりもしないし、とにかくジャングル。
だからその梅の木にたどり着くまでが実は大変なのだ。
ジャングルなので下草刈り、途中の植木の剪定
ってそれだけでヘロヘロとなる。
とにかくジャングルなのでそれをやらねば梅に近づけない。
この日は二人とも在宅していたがそれぞれ何かしている。
いえ、別に手伝ってほしいとも思っていませんし
ねぎらってほしいとも思っていませんが
あんな兄貴なので
「ミナコ、カステラをひとつ食べさせてあげよう」
と、それだけである。
大きなごみ袋2つ、ひもでしばった剪定枝2つ。
ごみ収集日に出すのだって重いぞ、シ~ラナイ。
で、肝心の梅は昨年実家から13キロも収穫しましたが
今年はなんと1.8キロ、過去最低。

この日は朝8時半から昼少しすぎまでかかった。
夕方から出稽古なので梅収穫してとっとと帰宅。
そして夜出稽古から帰宅したら
なんと夫がお隣の山からたくさん梅を頂いていた。
(収穫は夫がしましたが頂き物です)
ボウルから土鍋、なんとバケツまで使われ
台所が梅に占領されていた・・呆然😮ただボ~ゼン🙀
翌日は早朝からまず梅酒や梅シロップ用の瓶の準備。
昨年の梅シロップをあけなければならない。
シロップを空き瓶に移すために煮沸など・・
そしてお昼までかかって梅をひと~つずつ拭き計量(なんと13キロ)
梅干し用、梅酒用、梅シロップ用に選別。
急いで塩・氷砂糖・リカーを買いに午後はひた走る。
これが突然の仕事。肩凝った・・・

余談ですが写真の左真ん中にちょっと写っているの、
これ、たけのこです。メンマ作ってました。
5~60㎝くらいにまでに育って伸びたたけのこ。
茹でて塩漬け、1ヶ月くらいかけて発酵させる。
それを塩抜きしているところの写真です。
翌日干します。
一日で骸骨みたいになるの
これで保存します。まだまだ実験段階。

梅の話でした・・・
よかったわ、この日で。一日ずれていたら大変だった。
翌日はオンライン理事会だったからこんなことしていられない。
梅、時間との勝負なので。