電車の中でいつものように座って本を読んでいた。
扉が開き、3歳くらいの女の子と母親が乗ってきた。
ののかちゃん(昨年だったか迷子の子猫ちゃん歌って話題になった)
のように髪の毛を耳の上の方に二つお団子に。
彼女は乗ってきたとたんにビャ~と泣き出した。
私は座っていたので彼女の顔の高さと
私の顔の高さがかなり近かった。
彼女は座りたかったのである。
泣きながら「座れない」とポソリ言ったのが聞こえた。
母親は「どうしたの、何を泣いているの」
まぁ母親は察しはついているので「すぐ下りるわよ」
とにかく大声で泣き続けている。
あっ、もちろん私は立って席なんて譲りません。
数秒おきに母親は「なんで泣いてるの」
「次の駅でおりるわよ」と繰り返していた。
するとこのかわいいお嬢ちゃんなんて言ったと思います?
「そんなにがやがや言わないのっ!」
これもたぶん私にしか聞き取れなかったろうなぁ。
笑ってしまうなぁ。
いつもお母さんにこう言われているのだねぇ。
別の話 10日ほど前のtwitterで流れてきたもの
庭のあじさいがきれいに咲いたから娘さんに
「学校へ持っていく?」と聞いたら
「なにそれ、お母さん、自慢したいの?」と言われたという。
これだけでも衝撃的なtweetだがまだ続きがあって
『昔そういうシステムってありませんでしたっけ?』
これってシステムか?ともうひとつ驚く。
お花を持っていきたくてもマンション暮らしで
庭がないから持っていかれない子もいるだろう。
私が小学生の時代、家から花を持ってきて
教室を飾るという行為は普通に存在していた。
システムでもなんでもなく自主的な行為だった。
私はなかなか持っていかれなかったから
持っていくことにあこがれみたいなものを抱いていた。
この行為を『自慢』云々と考えたことは
もちろん一度たりともない。
発言したこの現代っ子さんはおいくつくらいなのか。
このような発想になるよう、
どこでどのように育ってきたのだろう。
子どもの発する何気ない一言でした。
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