あぁ、よろづやさんが・・・

 昨日の夕方のショッキングなニュースだった。

昨年10月末に伺った湯田中温泉のよろづやさん

文化財となっていた松籟荘が焼失してしまった。

夫が夕方のニュースで知り、私はレッスン中。

夕食前に戻ってきた夫がいきなり

「よろづやさん、火事で燃えてしまったよ」

一瞬何のことかわからなかった。

「森林火災かと思われるような燃え方らしい」と。

震えが来た。少し涙も出た。

そして何より私たち夫婦のために松籟荘を案内してくれた

清水さんの安否も気になった。

（清水さんはその後facebookに無事を報告してくれた）

昨年の「ひとり温泉　27」で書いたが

多くの文化人が利用した一泊数万円するお部屋。

次に伺うときは松籟荘に泊まれるようがんばろうと思った。

京都などの老舗旅館もそうだけれど

そのお部屋、そのお客様の仲居さんがいるようなお宿である。

幸い桃山風呂は大丈夫だったとのことだが

屋根はきっと損傷しただろうと想像する。

松籟荘の大広間に飾られていた絵。

あまり写真撮らなかった・・・・。

清水さんはお若いがほんの数分の交流の中で

いろいろと辛い思いを経験して今ここで生きがいをみつけ

家庭を持って生活していることを話してくださった。

仕事熱心、お客さん思い、そしてスタッフにも愛されていた。

帰り道夫と「いい青年だったね」としみじみ話した。

昨晩は夕食もし～んみりだった。

とにかく皆さん無事だというのでほっとしている。