生活のなかのささやかだけれど大きな幸せ

 確定申告は先週中に終わって提出し一息。

ここ3週間、胃を痛めてさんざんな（でもないか）日々だった。

ここ数年冬は要注意とわかっていたのに。

まず冷やしてはいけないと腹巻をしたりしてたが

1月末の明け方激しい胃痛で脂汗をかき

生徒さんには申し訳なかったが急遽レッスンを休む。

2～3日後良くなったと思ったが再び痛みに襲われる。

その後も痛みのある時とない時のにぶ～い波を繰り返す。

今まで繰り返すことはなかったから

病院へ行こうかぁと思うのだが、この時世ではなと

なかなか行く気にならなかった。

しかしそれが2週間も続いたので意を決し

まずはいつも行く病院へ電話してみた。

症状を聞かれ、今日は16:30までに受け付けてくれれば

と言われたので15:30過ぎてから出かけてみた。

ガ～ラガラ、驚きの空きさであった。

待合には私ともうひとり。ほぼ待ち時間なし。

胃カメラの予約をとった。

「採血して帰ってください」

採血室の方に「午後ってこんなに空いてるんですね」

「ことに今日はめちゃくちゃ空いてます」とのこと。

2週間も行くか行かないか迷うのではなかった。

おかゆ中心の生活ではあるが、ささやかな大きな幸せ。

おとなりK先生から間引いた大根をたくさんいただく。

これは最近のでここまで成長していた。

実はこれが3回目で、前2回はもっともっと葉大根。

前回もいただいた葉を洗って処理するのに2時間半もかかったが

これを抜いてくださったK先生もさぞや大変だったであろう。

この葉っぱが私のおかゆ生活を支えてくれました。

こんなに柔らかで甘みのある大根の葉は初めて。

毎日「おいしいなぁ～」としみじみいただいております。

大変だったけれど私はこういう作業がまったく嫌いでない。

テレビなどの音のない静かな中で

いらない葉をちぎり、葉と大根部分に切り分ける。

山盛りの葉を見ながら、どのくらいをボイルするか

炒めるか、漬物にするかを考えるのは楽しいのだ。

日々のささやかで大きな幸せだ。

もうひとつの日々の幸せがあります。

干した布団に寝ること。ほほほっ！

あぁ、よろづやさんが・・・

 昨日の夕方のショッキングなニュースだった。

昨年10月末に伺った湯田中温泉のよろづやさん

文化財となっていた松籟荘が焼失してしまった。

夫が夕方のニュースで知り、私はレッスン中。

夕食前に戻ってきた夫がいきなり

「よろづやさん、火事で燃えてしまったよ」

一瞬何のことかわからなかった。

「森林火災かと思われるような燃え方らしい」と。

震えが来た。少し涙も出た。

そして何より私たち夫婦のために松籟荘を案内してくれた

清水さんの安否も気になった。

（清水さんはその後facebookに無事を報告してくれた）

昨年の「ひとり温泉　27」で書いたが

多くの文化人が利用した一泊数万円するお部屋。

次に伺うときは松籟荘に泊まれるようがんばろうと思った。

京都などの老舗旅館もそうだけれど

そのお部屋、そのお客様の仲居さんがいるようなお宿である。

幸い桃山風呂は大丈夫だったとのことだが

屋根はきっと損傷しただろうと想像する。

松籟荘の大広間に飾られていた絵。

あまり写真撮らなかった・・・・。

清水さんはお若いがほんの数分の交流の中で

いろいろと辛い思いを経験して今ここで生きがいをみつけ

家庭を持って生活していることを話してくださった。

仕事熱心、お客さん思い、そしてスタッフにも愛されていた。

帰り道夫と「いい青年だったね」としみじみ話した。

昨晩は夕食もし～んみりだった。

とにかく皆さん無事だというのでほっとしている。

いい感じのスーパーの貼紙

 この1週間、うわっはと笑わせてくれた出来ごと。

昨年の「ひとり温泉いきました」の下北旅行で

ブログでは書かなかったエピソードがありまして。

それはむつ市大畑のスーパーエチゴヤさん。

こちらの店長さんにお頼みしてホタテ貝送っていただきました。

そのエチゴヤさんが今週私を楽しませてくれました。

2月1日　twitter & facebookでこのような写真を掲載したのですね。

twitter上では時間を追うごとに「いいね！」が増えて

翌日には店長さん曰く「おかげさまで大畑の人口を越えました」

人口5～6000人らしいです。

その後も店長さんの後追いtweetが続いて

ネットメディアでも掲載されました。

けっさくだった店長のtweetのひとつ。

代表であるお父君が

「何が面白いのかサッパリわからん。

　闇の組織にもてあそばれているんじゃないか？」

とおっしゃったという…。

掲載されたメディア、どれも拝見しましたが

それに対しても店長がtweetしてらっしゃるのだけれど

その店長の人柄がにじみ出ていて良かったのですね。

私は旅行前に訪れるエリアに関わるtwitter検索をよくやります。

スーパーエチゴヤさんもそれで出会いました。

親近感あるtweetとともに

おいしそうなお惣菜の写真をアップされていて

私が訪れる直前は「下北産のいちごのスパークリングワイン」

これが販売されるというものでした。

温泉地へ向かう途中に立ち寄り、

「twitter見てますよ、それで買いに来ました」

と店長さんにお声掛けしたのでした。

その日の夕食でいただいたホタテのお刺身がおいしく

どこへ行けば手に入るだろうと一晩思いあぐね

『そうだ、エチゴヤさんに相談してみよう』

と早朝ダイレクトメールを出してみたのです。

朝7時だったのにすぐに返信くださり

昼頃お店にお寄りしてめでたく話がまとまりました。

（送っていただいたホタテは大きく

　すこぶるおいしかったのは言うまでもなく）

たま～にしかつぶやかないエチゴヤさんだけれど

掲載される写真やつぶやきには

店長のお人柄が感じられていつも楽しみにしている。

今週は店長、まさかこんなことになるとは思わず

と言った状況だったらしく

でもお店はいつもと変わらずだったらしいです。

下北旅行から3か月たちましたが

毎日のようにエチゴヤさんに（また何か頼みたい）と思うのです。

「あれ、あります？　これも注文できます？

　こんなものもお頼みできますか？」

とご相談したいことがありすぎて結局注文できてない。

思えば行きがけにエチゴヤさんに立ち寄ったのも

偶然のハプニングによるものでした。

お土産にワインだから帰りがけと思っていたのに。

行きに寄らなければあんなすばらしいホタテ貝

送ってもらえなかったかなと思います。

あらためて越後林店長！（お珍しいご苗字）

ありがとうございました。

そうそう、今回ブログ掲載のご許可いただいたのですが

その返信に「下風呂温泉利用したことがない」とあり

それにもびっくりでしたわ。