2024/11/14

屋久島いきました その4

黙々と歩きながら考えていたことは
『いったいどこをどう鍛えていたらよかったのだろう』
ということだった。
我々のグループの後ろに他のグループが追い付くと
「どうぞお先に行ってください」と
登山道の脇によって抜いていってもらう。
(うちらのグループより若いな)
そんなことはどうでもよろし。
抜いてもらうほんの数秒でも停止するのだが
では、と次に歩き出す一歩が少ししんどくなる。
で、どこを鍛えればよかったか。
私自身の結論は(というほどのこともないけれど)
精神力だったかなと思う。
体力より気持ちの方が弱っていたと思う。
先にも書いたが最初の2時間で最後まで歩けるか不安になった。
段差が大きくなった後半の登山で私は何度か
「帰りはここ、降りなくてはいけないのですよね」
と言うものだから、ガイドさんから
「まずは登ってください。
 登って下りれなかった人はいません」
と言われてしまった。
この解説ですが、一番右のデッキにこの看板がある。
一番左の縄文杉の右、人がいるでしょ。
このくらい大きいということ。

私のすぐ後ろを歩いていた一人参加の女性は
往路のトイレ休憩のときに
「ねぇ、眠くならない。もう私眠くってさぁ」
と私に言ってきた。ヒェ~である。
「とんでもない! 私は歩きとおせるか
 不安と緊張で眠くなんてならないっ!」
ちなみに彼女、復路のトロッコ道では
とうとうドタッと転んだ。
「すみません、寝てました」ってさ。
寝ながら歩いていたんだ、すごいな。

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