2023/08/07

お呼びいただけなかった場所もある

次の目的地をナビにセットして運転を始めた。
予定では1時間くらいで到着となっている。
しかし結局行くことができなかった。
15分くらい走ったころだろうか。
ナビが「通行規制があるので別のルート」
と言ってきたのである。
ふ~んと思って言われるままに運転していたが
なんと到着時刻が1時間45分後となった。

言われるままに運転してはいるものの
実はかなりな山道で神経をつかっている。
急いで無理な運転はできない。
レンタカーの返却時間を思ってあきらめることにした。
とはいえ、今私はどこにいるのだろう。
少し広いところに停車してナビをレンタカー会社へ再設定。
それでもルート変更した感じのしない画像だ。
それだけ山の中の1本道にいるということだ。
ナビからは「和歌山県に入りました」
「奈良県に入りました」
「和歌山県に入りました」
「奈良県に入りました」
とこのように4回は言われたわ。

そうそう、レンタカーはトヨタのYaris
まだ70キロも走行していない新車だった。
乗車するときに
「新しい機能として、中央線をまたいでいると
 警報音がでます」
というようなことを言われた。
ですが、山道なのでセンターラインなどなく
注意されることもなく
むしろ斜面に落下してはいけないと注意した。

しかしちょっとした集落があるところには
センターラインがあったのだが
そのセンターラインの近くに動物が横たわっていた。
白いからおそらく猫だろう・・・。
交通事故にあって死んでるのだ、と思った。
しかし、なんと、ただ寝ていたのである。
私は減速し、4本の足を延ばして
気持ちよさそうにしている猫のわきにとまり
(つまり車が近寄っても動かない)窓を開け
「だめじゃない、そんなところに寝て。轢かれちゃうよ」
首だけくるっと見上げるようにして私を見る。
まるで反対に
「あんた、何言ってんの? 私を轢こうって?」
という目つきである。
なんだか邪魔してしまったのは私だったのね。

余談が入ってしまったがとにかく目的地の
お名前は天河大辯財天社ですが
今回私をお呼び下さらなかったのである。
水の神様であり、芸能・音楽の神様です。
訪れたかったのですが
私を導いた彼曰く
「やきもちを妬かれたかもしれません」

あぁ早々に車を返却しほっとしました。
右足の脛の筋トレのような運転だった・・・。
オートマでの山道はたいへんだのぉ。

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