2023/08/08

日本一長い路線バスと谷瀬の吊り橋(こわくて渡れなかった)

奈良県の大和八木から三重県の新宮市までを走る
日本一長い路線バスというのをご存知でしょうか?
1日3本走っており、全線乗車すると6時間半くらいとなる。
このバス路線の存在は知ってはいたし興味はあったが
まさか今回お世話になるとは思わなかった。

1日目のレンタカー旅を終えて五條市界隈に宿泊。
私はこのバスに五条バスターミナルから乗車した。
五條を10:39出発(始発の大和八木は9:15)
目的地は十津川温泉である。
途中12:30あたりで「谷瀬の吊り橋」というところで
15分くらいのトイレ休憩がある。

あっ、路線バスですからね、
町中は普通に住民らしい方々が乗り降りします。
でもそれも1~2人。
私が乗車した日は7人が長時間バスに揺られていた。
それで「谷瀬の吊り橋」ですが。
観光用の吊り橋でなくて、実際に生活に利用されている
日本で一番長い吊り橋。


えぇ、まったく渡れませんでしたよ。3歩で引き返すこと3回。
3回は渡ろうとトライしたのですが、まったくダメでした。
バスの出発時間に戻ると、7人いた乗客は2人だけになっていた。
そうか、5人はここで降りてしまったのかぁ。

更に30分バスに揺られ13:00少し過ぎ、十津川町役場で下車する。
ここには十津川村の歴史民俗資料館がある。
一応にわか勉強していて、出かける1週間ほど前、
もしや司馬遼太郎が書いているかも。
と『街道をゆく』をチェックしたらドンピシャ。
「十津川街道」があって大急ぎで読みました。
幕末の天誅組にも多くの郷士を出していて
坂本龍馬は十津川人を信頼していたらしい。
その辺のことは私にはちょっと難解でしたが
十津川という村はず~っとず~っと今でいう税金が
免除されていた村だったのです。
壬申の乱(672年!!)のときに功績があったから
という説もありますが、納めるだけの収穫がなかった。
というのが本当のところかもしれません。
明治22年の大水害で田畑が流されたりして
多くの人々が北海道に移住した歴史があるのは有名。
新十津川村というのがそれですな。
ちなみに現在でもこの十津川村は日本一広い村なのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿