2023/08/13

ひとり温泉いきました 31 その2

下車したうちのお二人は私世代のご夫婦で
偶然にも一緒の宿であった。
この先翌日の夕方までほぼ同じ行動となる。
16時ころチェックインしてひと風呂浴び
夕食は18時半というので温泉街(というほどでもないが)
散歩しているとこのご夫妻と遭遇。
まだまだ夕陽のキツイなか、
涼しいところでいろいろとおしゃべりをしていた。
なんの話題からそうなったか覚えていないが
宿の予約時の話となったのだ。
これは私の話なのだがもしかしたら面白いよ。

旅行サイトやgoogleマップを見ながら
とある民宿に電話をして予約したいと告げた。
当然だが「いつ?」と聞かれ日にちを言う。
さて、そこからである。
ま~ったくウェルカムムードではないのだ。
宿のおばちゃん「うちは食事なしよ」
「近くに食事できるところありますか?」
「うん、ある。それと浴衣もなし。
 有料で貸し出しはしているけど」
「はぁ、おいくらで?」(たしか数百円程度)
「その時期だとね、台風来るかもしれないから。
 そうしたらうちはやらないからね」
「台風来るようでしたら私だって行きません。
 みんな来ないでしょ?」
「それでも来る人っているのよっ!」
「はぁ、そうですか・・・」
ついには
「うちのとなりも宿だけれど当たってみた?」
ときたっ! お~っ、来てほしくないんかい!
「一応予約していいですか? 他探してみますけどね。
 みつかったらまたすぐ電話入れますから」
と名前と連絡先を伝え電話を切り
あらためて宿探しをし、電話をすると
「良かったわねぇ~」でおしまい。

この話をこのご夫妻にしたのである。
するとご主人「なんか似た感じだったなぁ~」
こちらは2020年春にここを訪れる計画をたてていた。
東京からの人間が敬遠され始めた頃だという。
予約の段階でまったくウェルカムな感じはなく
結局緊急事態宣言でキャンセルせざるを得なかったのだが
その時の宿の人の明るい声が忘れられなかったらしい。

我々が今回世話になった宿はまぁ普通だったが
決してウェルカムな迎え入れには感じられず
部屋を案内されただけであった。
こちらの宿も浴衣、歯ブラシがない。
(歯ブラシは持参していたが)
私の部屋にいたっては鍵もかからず
このご夫妻といろいろやったがどうにもならない。
ウェルカムムードのない女将さんに
鍵かからない、部屋変えてという気になれず
どうも宿泊客も少ないようだし
こんな私ですから(まぁいいか)で一晩過ごす。
というわけでお世話になったお宿はあかせません。
お風呂はよかったですよ~ん。
お食事は夕食も朝食もついてます!

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