私はお裁縫ができません。
先日スカートのファスナー壊しました。
このくらいは自分でやりたかったのだがお直しに出しました。
5年前、30年着ていた革ジャンの裏を全取り換えしてくれたところ。
そちらにお頼みしました。
最近近場にもう一軒リフォームしてくれる店ができたので
一瞬、そちらに行ってみようかとも思ったのですけれど
ううんっ、と首を横に振り昔からのそちらに伺いました。
5年前と同じ方が対応してくださりました。
すぐにはその方だとわかったのではなく、
しばらく会話を交わして思い出しました。
「数年前、革ジャンの裏をお直ししてくださりましたよね」
すごく大変な作業であったと思うから
覚えておられるかと思ったけれど
ま~ったく覚えておられなかった。
あの時丁寧にその革ジャンを見て、すぐさま
「考えている裏地があります」とおっしゃり、
「大切に着ていらしたのですね。
お手伝いさせていただきます」
と感動的なお言葉をいただいたのでした。
今回もすぐにはその方とはわからなかったが
「すてきな柄で生地も良いですね。
うちにちょうど合う色のファスナーありますから
それをお付けしましょう」
と、その語り方で思い出したのでした。
伝票を書かねばならないので
「お名前は? どういう字をお書きに・・
あっ、ご自身で書いていただけますか?
もうこの頃字を書かないから書けなくなっちゃって」
とそこからいろいろなお話をしてくださりました。
御年、85歳だそうです。
何度も何度も「もう辞めたいの」とおっしゃってました。
お辞めにならないで。
とっても、とっても頼りにしておりますので。
そして5年前もそうだったのだが
帰り道、ものすごく幸せな気持ちになったこと、
それも思い出すことができました。
来週取りに行きます、よろしくお願いいたします。
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