小さなお地蔵様

今朝、銀行などに用があり町中を歩いていたのだが

すぐ私の前で年配の女性が何かを落とし、

それがちょっと派手な音をたてた。

私の行く先にそれが落ちたので拾った。

瞬間的にはそれが何かはわからなかったが

落とした女性が「ありがとうございます」と

差し出した手の上にあったその片割れを見てわかった。

派手な音がしたのはそれが落ちた瞬間に割れたからだった。

5～6センチのかわいい石でできているお地蔵様だったのだ。

私は下半身を拾ったのである。

今日一日そのことばかりが頭の中にめぐっている。

あの女性は大丈夫だったかな。

お地蔵さまが身代わりになってくれたのかな。

しかしなんであんなお地蔵様を持って歩いていたのだろう。

携帯電話のストラップにしては重過ぎる、大きすぎる。

などなど・・・

家に帰ってアロンアルフアでつけるのだろうか。

かわいいけれど由緒あるものなら

お返しして新しいのをいただいてくるのだろうかとか。

とにかく上下に割れてしまったお地蔵様とその女性

いやいや、どちらかというと女性の方です。

気になってしかたがないのは・・・。

ご無事であられますように。