自分が料理をきちんとやっているかは定かでないが
日々の「食」は大切なことと思っている。
夫と二人だけの生活。
趣味は合わないし、考え方もかなり違うし、
好みも違う、時間の使い方も違うと違うことだらけ。
私の仕事には協力的だがギターには全く関心がない。
で、結局「食」の時間空間が共有部分となる。
だからこの「食」に関わることは
こんな私でも(一応)大切に考えてはいるのだ。
それをしみじみ感じさせてくれるのが今の季節だ。
我が家の広くない庭からの収穫、たとえば葉物
その日に食べるだけをちょんちょんと切って
大切に食しているのだけれど
夏に向けての土づくりもあるし、
延びてきてそろそろお花をつけるから抜く。
そうなるとどんな仕事や用事があってもそれは後回し
土をきれいに洗って処理をしなくてはならない。
こんなことをしていると農家の方は本当に大変だなと
実際どんなことをなさっているかもわかっていないが
ちょっと思いをはせながら何時間も台所に立って作業する。
せっかく夫が一生懸命育てた野菜だし
無駄にすることが(誰だってだと思うが)いやだから
丁寧に洗いながらどのように調理するか考える。
こういう手仕事っていうのですか、
私は案外嫌いでないから面倒くさがりでありながら
時間の経つのも忘れてきっちりやっている。
こうして食べられるものがあること
それを丁寧に処理する時間と気持ちが持てていること
それらをありがたいと思う。
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