2022/04/12

春の作業

自分が料理をきちんとやっているかは定かでないが
日々の「食」は大切なことと思っている。
夫と二人だけの生活。
趣味は合わないし、考え方もかなり違うし、
好みも違う、時間の使い方も違うと違うことだらけ。
私の仕事には協力的だがギターには全く関心がない。
で、結局「食」の時間空間が共有部分となる。
だからこの「食」に関わることは
こんな私でも(一応)大切に考えてはいるのだ。

それをしみじみ感じさせてくれるのが今の季節だ。
我が家の広くない庭からの収穫、たとえば葉物
その日に食べるだけをちょんちょんと切って
大切に食しているのだけれど
夏に向けての土づくりもあるし、
延びてきてそろそろお花をつけるから抜く。
そうなるとどんな仕事や用事があってもそれは後回し
土をきれいに洗って処理をしなくてはならない。

こんなことをしていると農家の方は本当に大変だなと
実際どんなことをなさっているかもわかっていないが
ちょっと思いをはせながら何時間も台所に立って作業する。
せっかく夫が一生懸命育てた野菜だし
無駄にすることが(誰だってだと思うが)いやだから
丁寧に洗いながらどのように調理するか考える。

こういう手仕事っていうのですか、
私は案外嫌いでないから面倒くさがりでありながら
時間の経つのも忘れてきっちりやっている。

こうして食べられるものがあること
それを丁寧に処理する時間と気持ちが持てていること
それらをありがたいと思う。
おまけのチューリップ

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