エーリッヒ・フロムの『愛するということ』
名著だと思うのですがちとむずかしかった。
長いこと積み本リストに入れてあった。
どうしてそれを読もうと思ったかも覚えていない。
乱読の私は一冊の本からその時何かひとつでも
はは~ん、とか、なるほど と思えるものが得られれば
まぁ上出来と思っている。
そのくらい読んだことはスルーなのです、もったいないが。
でこの本ですが「愛」そのもののことを書いた本でなく
また多くの人が陥る「愛」=「愛される」ことでなく
「愛する」ということを書いていると思われます。
ましてや、惚れたはれたの「恋に落ちる」ということでない。
愛することは技術だという視点。
なるほど。大変なこった。
しかもそのテクニックが書かれてあるわけでもない。
簡単に読めるハウツー本ではないということです。
「愛の技術の習練」と七面倒い話です。
とにかくなかなか難解ですが、
一応斜め読みでも読了して思ったことは
たとえば私ですとギターね、こんな程度ですけど。
何年も何十年も私のそばにあるギターです。
弾けるようになりたいと弾きたい!と思う曲に出会う。
そのために日々、スケールやアルペジオ、
いろいろなエチュードを練習し・・・
これが「技術の習練」(修練でなく習練)
習練には規律が必要であり、集中、忍耐
そして関心を持つことが必要だと書かれてありました。
このことはそういえば7月にブログに書いたな。
こういう技術を習練することが生きることには必須なのだ。
愛することはその先にあるのかも。
習練することで、信念や勇気も培われる。
愛することは能動的な行為と断定している。
ちょっとこれ以上はいろいろむずかしすぎて
ボキャ貧の私には書き進められませんが
ちょっと新鮮な視点に立たせてもらった本でした。
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