2019/12/06

音楽関連小説 その1

12月に入ってしまいました。早いものです。
だいぶ日数が経過してしまいましたが
11月17日のジョイントコンサートにいらしてくださった方
ご来場いただき、また長い時間、ありがとうございました。

日本のクラシックギター界は11月に入り
映画『マチネの終わりに』で沸騰しました。
私もジョイント終えて、本も読み終えて
映画館へ足を運びました。
平野啓一郎氏の同名小説を映画化したものです。
この作家さん、名前は知ってはいたものの
まだ一度も読んだことなく
今回のような機会がなかったら、
またはどなたかから勧められなかったら
果たして出会えた作家だったろうか。
文章力がものすごい作家さんだと感嘆。
来年は順繰りにこの人の作品を読んでいこうと思います。
文章緻密で、知識豊富、描写がうまい! 
優れた恋愛小説でした。
思えばこのようなストレートな恋愛小説を読むこともそうなかった。
私の好きな時代小説も愛情あふれるものがたくさんあるけれど
そういうのとはちがいますから。

で、映画ですが、本を読んでしまうとね、
どうしても物足りないですけれど。
小説で描かれている細かい心理を映像化するのは
本当に難しいし、持っている小説感(こんな言葉ないなぁ)は
やはり小説の中にしかなく、私の中にしかなく・・・。
しかしギター弾きのはしくれでもある私は
全編に流れるギター音楽に魅了されました。
(後にも先にも、これだけクラシックギターが聴ける映画
 きっと作られないだろうなぁ)
と思っています。
福田氏のギターを聴きに行きましょう。

ジョイントでプサルタリーとデュエットした画像
ご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=pKYC5DlQXlY

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