2019/05/13

走る凶器

連日自動車による事故の報道ばかりです。
日々運転している身として気をつけねばと自戒。
私にとって自動車は道具であって好き嫌いの対象でなく
ましてや楽しみや気晴らしのものではない。
だから「趣味がドライブ」という了見は一度ももったことはない。
もともと自動車に興味がないというのもありますが。

免許証がおりた時に父に言われたことが大きかった。
「いいですか、あなたはこれから走る凶器を扱うんです。
 これで簡単に人を殺すこともできてしまう。
 そのことを十分考えて扱うように」
私にはこれがすべてであったと言っても過言でなく
自動車は包丁などの刃物と同じ道具であり凶器。
自分の意志とは関係なく、何かの拍子に
自分だけでなく人様を殺めるまではいかなくても
傷を負わせることになるかもしれないもの。

う~ん、父は良い表現をしてくれたなぁ。
「走る凶器」だって。
と30年以上感心していたら、先日新聞に載っていた。
5/10の日経朝刊のコラムに書いてあった。
高度成長期のころ自動車事故による死者は1万人を超えていた。
ピークは1970年16,765人だったそうで。
な~んだ、父が考えた言葉じゃなかったのだ。
な~んだ、父が思いついて作った言葉じゃなかったんだ。
な~んだ、そうか、な~んだ(ってしつこいっ!けど)な~んだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿