親戚の家の家財整理をしているのだが
先日買取専門会社の方に来てもらった。
高価なものは結局なくていくらにもならなかったが
私としては自分自身がそれらを処分する労力を
使うことなく持っていってくれたので
何か月も(これら、どうしよう~)と抱えていたストレスが
一気に解決したのでホッとしている。
その親戚、1980年代ころから仕事で中国に頻繁に行き来
やたらとあちらから土産を持たされたようで
それらが押し入れなどから出てきていた。
私にとっては珍しいものがほとんどだけれど
だからと言ってほしいものではない。
で、それらはとにかく箱が立派なものだから
ついつい『もしかしたらお宝かも』などと思ってしまった。
いくつか家へ持ち帰り、生徒さんに
「いらない?」などと見てもらったりした。
ネット査定依頼を1~2ヵ所してみて価値なしと判明。
価値があるなら労力を費やそうとも思っていたが
(や~い、めんどくさいっ!)という気持ちになり
とはいえ処分すると言ってもどうやってと思っていたら
最近よくお宅でもかかってきません? 電話。
何か不要なものはございませんか?という。
どんな会社、どんな人が来るか不安なので
ほぼ100%お断りしているのだが
今回電話をくれた会社は信頼して良いかと思い
日時を決めてその家まで来てもらったのである。
で、少しお勉強になりました。
これらは中身を見る前に、まず私が惑わされた箱
箱で作成年代がわかると教えてくれた。
書の掛け軸がいくつかあり、それらには
その私の親族に寄贈するために書かれたから
ズバリ彼の名前が書かれてあり
(これでは買い取るどころか持っていってももらえないなぁ)
と思っていたのだけれど、なんと
こういうのを含めて中国の業者がごそっと買っていくのだと。
それでその掛け軸、名前の部分を黒塗りだかして
再び中国国内で販売されるというから驚いてしまった。
「中国ではそういうのは気にしないようなのです」
う~ん、恐るべし中国人!(でもないか)
硯とかあると良かったのですがねぇ、とか
切手があったら良かったですねぇ、とか。
ふ~ん、そうなんだぁ。
ちょっと面白かった、お宝じゃないもの鑑定日でした。