先日の新聞(11/19 日経)に高齢独身女性の割合が高く
しかも貧困率が高いというデータが載っていた。
ひとり温泉のお供に持っていた本のうちの1冊に
10年前NHKで放送し本になった『老後破産』もあり
貧困高齢者の生活はは10年経っても同じという読後感があった。
そもそも本に登場した高齢者には
「まさかこんなことになるなんて」というくらい
真面目に働いて生活してきた人もいたのである。
病があったりでなかなか外に出られないとか
お金がないから人との付き合いも自ずとできなくなると
当然だが孤独、孤立にもなる。
そして当然だが孤独と孤立はちがうものだ。
孤立は一人暮らしかとか、友だちや家族はいるか
というような客観的なこと。
孤独は本人が感じる、認識する感情だと思う。
で、また新聞記事(5/22日経)登場ですが
これは外国の調査によるものらしいけれど
社会的な結びつきが強い人は
弱い人に比べて生存率が50%高い。
社会と関わらないと運動不足や肥満が
飲酒や喫煙と同じくらいリスクとして高くなる。
当然と言えば当然だ。その記事には
「孤独が1日あたり15本の喫煙に相当する」
とまで書いてあった。
孤独感を持つのは日本人の中でもで圧倒的に若者層で高い。
NHKのヒューマニエンス5月放送の友情の回。
そこに出ていたデータでは日本の若者の孤独感が
世界の若者と比べてダントツ1位であった。
2位以下が10%くらいなのに30%くらいあった。
考え方で孤独か否かは違ってくるが
本人が孤独だと感じているのだから孤独。
私も人生の中で孤独を感じてきたことはもちろんある。
がっくりと落ち込むこともあるわけだが
そんなとき、人はどんなときも孤独なのだと
自分自身に言い聞かせる方が多いかな。
だってしょうがないではないか。
誰のせいでもないのだもの。
私自身が私自身を孤独にしているのだから。
なんか、暗い話でスミマセンでした。
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