新年おめでとうございます。
北国は荒れているようですが、神奈川県は穏やかです。
しかしcovid-19の感染拡大はおさまらず
まったく穏やかでない2021年の幕開けとなりました。
この事態をどう受け止めているかは人それぞれ違います。
昨晩TV(BSフジのプライムニュース)で
獨協医科大学の増田教授が
「このウィルスへの怖がり方の幅が大きい」
と言っていました。
怖がり方の多様性を認めずに
画一的に行動制限など強い方法をとる国もある。
しかし日本は多様性を認めて(?)
それぞれの怖がり方にお任せし(?)
行動変異を促すやり方なのですね。
昨年の春のようにクラスターを追うレベルではなく
どこで感染したか?というくらいに経路不明が多い。
とにかくこのままだと東京は2月末には3500人
3月末には7000人という人もいます。
本当に怖い状況です。
ここからはクダケタお話となりますが。
今月の日経の私の履歴書(美術史家辻惟雄氏)1/4付
80年以上前になる幼稚園(キリスト教系)の園長の
「神様はどこにでもおられます。
ほら、あちらにも、こちらにも」
というお話で怖さを感じたいう
朝一番にうふっと笑ってしまったのだが
このように小さいころに
見えないものへの恐怖を覚えるのは良いなと思う。
私は小さいころから現実的なところがあったのか
サンタクロースなど信じたことは一度もなく
だからうちへ来る子どもの生徒たちが
ほぼ100%信じていたというので
ひぇ~っと驚いているのだけれど
地獄とか閻魔様とか神様とかは
信じる信じないよりも
辻氏のように怖い存在だった。
嘘をついてはいけない、悪いことしてはいけない
これを教えるために母はこれらを使ったのですね。
だいぶ前にも書きましたが
幼稚園生の頃、北鎌倉建長寺、
その前にある円応寺に連れて行かれ
そちらには閻魔大王がおられるのですが
口から女の子の帯だか着物とかが出ていて
「嘘をつくと食べられるの。
ほら、これはその女の子のおべべ」
とかなんとか言われて私は震え上がった。
サンタさんのような都合の良いことや
メルヘンチックな話は我が家には一切なく
読み聞かせられた話も
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」でしたし。
見えない何かにいつも自分の行動を監視され
文字通り閻魔帳に書き留められているんだ。
こわいなぁ、閻魔様。こわいなぁ、神様。
いやいや、辻氏のを読んで思い出してしまった。
それがどうでしょう。
もはや怖いもの知らずのおばさん
いえいえおばあさんと変貌しました。
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