2020/12/07

ひとり温泉いきました 28 その3

翌朝チェックアウトしオープン準備の浴場を覗くと
5~6足の靴が見えるので中へ入ってみた。
思い切って「Kさん、U○○さん、いらしてますか?」
と伺ってみた。「U○○? 今日は来ないな」
一応私が何者かをお話すると
「今電話して呼び出してみっからよ」
「いえいえ、お忙しい役所の方にいくらなんでも」
「いいんだ。田舎の役所なんて忙しくないからよ」
とおっしゃるも、その方はどうも役所の方でなかったらしく
というのは、そのうち本当に役所、あっ役場ですね。
役場の方がいらしてその方が電話してくださった。
「K、すぐ来ますからって」と役場の方。
「中に入って待ってて。中見ていき」と先出のおじさん。
「えっ? いいんですか?」
お風呂場からはヒバの良い香りがする。
そのうち「写真いいですか? アップしないから」
「うん、うん、しないで」
(おじさんアップが何かわかっていたか疑問)
というわけで12月に入ってからブログにしたのはそのため。
ちょうどお湯がチョロチョロと入れられ始めた。

そしてK・U○○さん、現れる。
なんだか旧知の友だちのようであった。
いろいろお話したが「今度いらしたら山案内しますよ」
と言われたのが一番うれしかった。

彼を呼び出す電話をかけてくださった役場の方が
この新しい浴場を手掛けた方で
私の素朴な疑問にこたえてくださった。
写真にはおさめなかったが、ここには食堂も併設され
そこのテーブルはすばらしいヒバの一枚板。
私はずっと車で走ってきて
(ヒバが特産というけれど、どこにヒバ?)
とずっと思っていたのだ。そう話すと
「奥薬研に実験林があるからそこを見ると良いですよ」
これから奥薬研の温泉に行こうとしていたので寄ることにした。

ヒバ 葉っぱがかわいい。
伺ったご説明がわかりやすかった。
「常緑樹は松・杉・ヒバ。松の葉は…」なるほど。これで理解。
「松も杉もわかります。そうでないのがヒバということですね」

この後だ~れもいない無料の露天風呂かっぱの湯に入る。
奥に置かれているのがかっぱさん。

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