自動車はある程度生活に必要な道具と思っている。
幸い今住んでいるところは駅から遠くなく
スーパーもたくさんあって歩いて買い物するのも便利。
高齢車マチ子(我が家の車の名前)の利用は
ほとんどが出稽古、あとは私たち夫婦の実家往復くらい。
マチ子は3年ほど前に大入院を2回して
今は私たちよりも若返ったのでないかと思うけれど
それでも夫はいつも「かわいそう、かわいそう」と言って
箱根さえも行かせてもらえない。
昨年の台風直後のコンクール会場への往復さえ
最近のマチ子には遠いということで大騒ぎだった。
運転は必要に応じた行為であって
『ドライブ』というものであったことは私には一度もない。
これはだいぶ以前にも書いたけれど
免許を取得した時に父に言われたことが影響している。
「あなたはこれから動く凶器を扱うことになる」
ひとつ間違えれば人を殺すこともできるのだと言われた。
このちょっとの父の言葉で私には、
たとえば「ご趣味は?」「ドライブです」
などという発想は持つことができないまま今に至ってる。
運転はきらいではない。
旅行にでればレンタカーはよく利用する。
それにマチ子はマニュアルだからギアチェンジもある。
やはり車はオートマでなくマニュアルだと思う。
老婆マチ子にはカーナビはない、いらない。
(知らないところへ行かせてもらえないからいらない)
とにかく私には必要な道具として車は存在しているのだ。
日曜日夜は高視聴率の『半沢直樹』見ていたけれど
そこで流れた自動車のCM、自動運転する車であった。
見終わって思ったことは「乗りたくない」だった。
運転ってハンドル握ってアクセル調節しながら
自身が注意を払ってするから楽しいのでないかしら。
自動運転になったら楽しくないのじゃないかしら。
高速道路などでは便利かもしれないけれど。
夫はさらにこんなことを言っていた。
事故起こしたら過失がどっちか(人間か車か)とか
さらにその車がきちんと整備に出してない車だったらとか。
追突防止とかはありがたいかな。
追突防止もだけれど
アクセルとブレーキの踏み間違えとか
そういったことへの対応はどうなのかしらね。
すみません、この20年くらい車がどういう進化をしているか
それさえわからないので…。
レンタカーで初めてキーがピピッっていうの知った。
(鍵穴に入れるんじゃないんだ・・・)
エンジンもボタン押してかけるっていうのも。
(この鍵は何に必要なの? あれ? よくわからない…)
恥ずかしかったのはレンタカー借りた時
「地図いただけますか?」
「ナビに行先入れてください」と言われたこと。
ちょっとムッとしたのは車検で代車出してもらった時
「使い方わかります?」って聞かれたこと。
マチ子よ、まだまだ元気でいてね。
もうじき200000キロ!
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