2020/09/12

寿里子 1

先日お美しいギタリストKさんが
愛猫のお写真をtwitterに掲載されて
それが11年前に他界した寿里子によく似ており…
ここ数日蒼も現れず心配なのだが
おかげで寿里子のことをよく思い出すようになりました。

寿里子(すりこと読む)はもともと外猫だった。
ある日メスレの木の下で丸くなっていたのが出会いであった。
サビ猫。当時はサビ猫という言葉も知らなかった。
左の眼の上にある1本赤い線(写真小さくてわかるかしら)
怪我だと思い、
『怪我してる、手当てしてあげなければ』
とちょっと慌てたことを覚えている。
よく見るとどうやらこういう柄なのであった。

その日我が家の冷蔵庫にあったサヨリを一匹あげる。
その後時々、草むしりとか庭仕事をしている私の足に
黙ってスリスリとしてくる。
夫には「今日もスリスリする子がきた」とよく報告していた。
かわいいのだが当時私はときどき実家の猫を連れてきて
泊めたりしていたので深く付き合うことをさけていた。
むしろ私は冷たくしていて
足にスリスリするからその足で寄らないでと
軽く蹴り飛ばしていたのだった。
それでもよく来て、スリスリ。煮干しのおやつ。
彼女はお礼のつもりか、玄関にネズミを置いて行った。
「ネズミお取りになるのはほめてあげますが
 でもうちはこういったお礼は一切いりません!
 もちろん今まで通り煮干しは食べて行ってかまいません。
 今後はお礼は一切いりませんからッ!!」
と強く言ったことも覚えている。
(その昔、友人から猫がなにか捕まえたら褒めること
 と教わっていたので、どんな時もどんなモノであっても褒める)

続きはまた。

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