2025/05/03

寅さんを観る

春になって葉物野菜も雑草も一斉に延びました。
毎日毎日時間があるとちょっとずつ庭仕事が増える
そんな4月があっという間に終わってしまった。
ちょっとずつと思っていても心身を遣っています。

冬を越して最後にググっと花を咲かせようとした葉物野菜。
私はそれを一気に抜いて捨てることができず
食べられる葉っぱを細かくちぎって収穫してから捨てるのだが
この作業がせこいながらも実は好きでして
毎年、ルッコラや春菊、秋は大葉とかね。
先週もようやく最後の春菊をしゃがんで処理した。
良く地面を見ると大葉があちこちからたくさん出ている。
これも安全な場所(踏まれない場所)に植えかえる。

というわけで、ブログネタになるような生活ではなく
こんな事で4月は過ぎ、おそらくこれからも
家事・読書・ギターの日常が続くのです…。

そうそう、最近は「寅さん」の復習をしている。
長年の人生の先輩ボーイフレンドから2月末に
どさっと小包が届いた。
私の読書ボーイフレンドであり、
私に邦画の面白さを教えてくださった方である。
小包の中身は本であり、その中の1冊に
『山田洋次が見てきた日本』(クロード・ルブラン著)
という聖書のような分厚い本があった。
780頁もある本である。
ボーイフレンドはこの本を読んだときに
絶対に私に読ませたいと思ったとおっしゃる。
それで送ってくださったのだ。
他にも私が好みそうな本が3冊ありました。

この本、フランス人が書いているのだが
山田洋次の生い立ちからはじまり、
山田作品をその公開当時の日本がどうであったかの
エビデンスというか、かなりきちんと細かく調べあげ
また山田が多くのメディアで語ったことも交えて
1作1作を解説している。
このフランス人の情熱というかなんというか
とにかく日本人以上に山田を愛しておりますなぁ。
それで読み進めるうちにどうしても寅さんが観たくなった。
20年ほど前にやはりそのボーイフレンドが
全作貸してくださってひととおり観ているのだが
もちろん忘れております。

本が届いた当初は
『一日10頁は必ず読む!』としていたのだが
読み進めるうちにどうしても映画が観たくなり
ボーイフレンドに連絡してお持ちの山田作品一式
更にすごい小包となって送ってもらったというわけです。
一日10頁はあえなく1ヶ月で挫折…。
寅さん20作目くらいの部分だったかと思う。
3作目、4作目は山田が監督ではなかったとか
知らなかったなぁ~。
私の好きな映画の1970年の『家族』での
御前様笠智衆の演技は抜群だったなぁとか。
再発見はいろいろある。
ということでおうち時間は寅さんが続きます。

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