2024/02/26

人の本棚って楽しい

暖かい日があったりしたが、ここ数日は寒かった。
先日、朝一番で箱根湯本の整体にうかがったら、
山の上の方の木々が雪をかぶっていて美しかった。
あいかわらず箱根は外国人客が多かったなぁ。
体調はすこぶるよろしかったようで、
しかも最近あまりないくらいに良かったようで
それもそれで???と感じなくもないが
もともと深くものを考えられないので
ふむふむ、よしよし。がっつり食べようなどと思う。

片づけをしている親族の書庫から何冊か持ち帰った中に
司馬遼太郎の超~薄い文庫本があった。
『花妖譚』というのだが、
(えっ? これは司馬遼太郎?)と確認したくらいの本であった。
130ページくらいしかないうえに、短編が10本。
後ろの解説によるとまだ記者時代で福田定一と本名で
どうやら花だか木だかの植物月刊誌に掲載されたものらしい。
司馬遼太郎は初期も初期、こんなものも書いたんだぁ
と、私の司馬氏にたいする感覚に
なんだか違う色の絵の具が一滴落とされた感じ、
往復の電車で読めてしまったよ。

ところで他人の本棚というのは妙に楽しいですな。
テレビでも学者さんなんかがインタビューされていて
そこがその方の研究室だったりして後ろに本棚が映ると
私はいつもそればっかり見ている。
ほとんどがその方の研究に関する本ばかりだけれど
時々、へぇ、こんな本も入っているなどの発見をすると
楽しくなってしまうのだ。
私はこうして親族の本を数冊持ち帰って読み始めているが
几帳面な叔父はかなりの頻度で新聞の切り抜きを
それらの本に挟んでいる。
この発見と出会いは、片づけしている私へのご褒美。

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