昨年の新書大賞というの、発表されてます。
それに私が昨年ご紹介しました兄の本が
なんと18位に入っているというので再びご紹介。
新書が年間何冊発行されているのか定かではないのですがね。
一か月に150冊くらいかとも言われているので
そうなるとすごく高い評価かなと思いました。
昨年の私のブログを以下に:
兄妹でもまぁこんなにも違うのかと感じることは多い。
私もそのひとりなのだが、そのまったく似たところがなく
(似てなくていい)理解不能な部分の多い兄の新刊本
それが2冊目としてご紹介したい本です。
『なぜヒトは学ぶのか』(講談社現代新書)
本の内容はお読みいただくとして
妹として書くのですけれど初めて(?)兄のパッションを感じた本だった。
「はじめに」と「序章」を読んで震えるほど感動し
なかなかすごい本、良いコト書いてるなぁと
思わず兄にメールをしました。
(あなたにはじめてほめられたと返信ありそれは心外)
専門的な内容はともかく
内容のごくごく簡単な話は折に触れ兄から聞かされていた。
教育するのは人間だけなのだとか。
カメルーンでの話とか。
兄は頭の中でこんなことずっと考えて生きてきたのかぁ。
しかしいくら平易に書いたとはいえ、私にはかなり難しかった。
妹としての一番簡単な印象はというと・・・。
大昔(かれこれ25年以上前)兄がどのような研究をしているかを
説明してくれたのだが、私はこんなことをポロリと言った。
「兄貴のやってることって、神様がいるかいないかみたいに
本当は結局わからないことじゃない。
神様がいると思っている人が、
『これが神がいる証』って言ってるのと同じ」
『これが神がいる証』って言ってるのと同じ」
逆鱗に触れたのは言うまでもなく。
結果何年たっても私は兄がなにをやっているのかわかっていない。
それがこの本でほんの少し理解できたかなという程度。
でも先にも書いた通り、少なくともはじめにと序章で
えっらく感動したのは事実です。
兄がこの本の仕上げに必死であった夏。
私は家のエアコンが壊れていて睡眠がきちんととれてなかった。
通っているジムのラウンジで偶然兄に会った。
原稿やらデザインされたカバーを見せてくれ(ような気がする)
文字通り熱く語る兄を横に、睡魔が抑えきれない私は
「すみません、たぶん話してらっしゃる間に
私は寝てしまうかもしれません」
「寝るんじゃないっ!」
そんなやり取りがあった気がする。
(とにかく眠くて仕方がなかった)
この本と先日書いた楽譜に目を通したのが同じ時期。
今年作り手の思いが伝わった出版物でした。