2025/04/11

幕末の長岡藩の河井継之助

私が歴史上の人ですごい人だと思っている人物のひとり
長岡藩の最後の(だと思う)家老、河井継之助だ。
突然、何を書き始めたかと思われるかもしれないですが
どこかに書き留めて残しておきたいのでこちらに。
興味ない方はスルーしてください。

司馬遼太郎の『峠』という小説で初めてこの人物を知った。
大政奉還後、既に多くの藩は新政府軍側となっていたが
長岡藩は旧幕府軍にも新政府軍にもつかず
中立の立場を貫こうとしていた。
そして新潟の小千谷で河井は嘆願書を持って新政府側と会談するも
現れた新政府側の男が若造で話にならず決裂。
長岡藩は結局旧幕府側となり…河井は落命するのですが。

小説を読んで河井が哀れであり
あと10年20年遅く生まれていたら
彼はどれだけすごいことを成し遂げたろうとか
会談の相手があんな若造でなかったらとか、
とにかく河井への思いが強かった私は
何年か前に長岡の河井継之助記念館に足を運んだ。

そこで展示されていた小千谷会談時の
涙なくしては読めなかった嘆願書。
(原文は私にはとても読めないが
 意訳がそばに書かれてあったから読めたのよ)
こんなのはいくらでもネットに載っているだろうと
旅から戻ってから検索したが
いくら探しても見つからずあきらめていた。

さて何年か経った数か月前(1月のこと)
偶然兄に連絡することがありLINEすると
「今長岡に向かっている」
というので、時間があったら記念館へ行って
嘆願書の写真が撮れたら取ってきてほしいと頼んだ。
結局写真はダメだというので兄は朗読してくれた。
兄も朗読しながら「泣きそうだ」と漏らした名文。
なんとしても文字にしたいと思い
テープ起こし(LINE起こし)して残しておくことにしたわけです。
そうしたら何年かぶりに検索して意訳を見つけてしまったよ。
兄の録音をもとにそちらも参考にしました。

プーチンさん、ネタニヤフさん、そしてトランプさんにも
ぜひお読みいただきたいです。
嘆願書は次のブログで。

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