おぅ、1ヶ月も書いていなかったのですね。
暑すぎて、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか。
仕事はそれなりに忙しかったです。
facebookを見ていたら
スペインのレテイシア王妃が
離れた場所に座っていた幼い王女に
腰かける姿勢をジェスチャーで注意している動画が流れてきた。
膝をきちんと閉じてというようなジェスチャー。
手をきちんとそろえなさい、かもしれない。
とにかくそんなジェスチャー。
つい先日読み終わったカズオイシグロの『浮世の画家』
あの緻密な描写はなかなか日本文学のそれとは
かなり違う印象があり、読み応えがあった。
にもかかわらず、小説の冒頭に出てくるシーンの
ほんの小さな部分が一番記憶に残っているのは
まったくお恥ずかしい次第だが。
まだ小学生の低学年くらいの画家の孫(男の子)が
足をバタバタさせ、母親が「行儀が悪くって」
と嘆くシーンがあった。
ここを読んだ瞬間、私もその年の頃、
この少年のようなことがあったのをすぐに思い出した。
私は小学校3年から私立に転校したのだけれど
2年生の時に面談があり、つまらなかったのか
いや、単純に『お行儀が悪い』のだろうが
床につかない足をブラブラとさせていたらしい。
帰宅して母は
「足をブラブラさせてっ! お行儀の悪いっ!!
もうこれで(学校に)入れないっ!!」
と言った。
足のことは本当によく注意された。
椅子に腰かけたら膝を開いて座ってはいけない。
電車の中ではことに気をつけなさい。
正座には慣れておかなくてはいけない。
歩くときは直線の上を歩くようになさい。
(んな、パリコレのモデルか?)
今ですか? 今でも少しはやっていると思いますよ。
ファミレスなどでふと隣の席をみると
極端な場合、一家そろって(つまりいい年齢の親も)
椅子に胡坐をかいていたりする。
初めて見た時はギョッとした。
あの椅子の奥行であぐらもかけるのか・・・。